今季限りの引退を発表したサッカー元日本代表の川口能活氏。
国際Aマッチ出場数116はゴールキーパーとして歴代1位の記録だ。
決して恵まれた体格ではない。
J1からJ2、J3と所属チームが変わっても、”今いる場所で、今できる100%のことを”と努力を重ねた。
そうした姿勢は父から学んだという。
氏が小学5年生の時、築8年の自宅が全焼した。
気落ちする家族を前に、父は一軒家の絵を描き、1年後に建てると宣言。
約1年半後、家を再建した。
どんな苦境にも負けなかった父。
氏は言う。
「父を思えば、どんな時にも目の前の現実から逃げ出すことはできない」
南アフリカのマンデラ元大統領いわく、
「人生最大の栄光は一度も転ばないことではなく、転ぶたびに立ち上がることにある」
(長田雅子訳)
勝つよりも、断じて負けない人生を。
不屈の心で挑み抜く人の姿こそ、後に続く人々の大いなる勇気となる。
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