若い世代の活躍が話題を呼び、
新たなブームが到来してる将棋界。
一方で、
戦後最年長の41歳でプロ棋士になったのが
今泉健司氏である。
氏は14歳でプロ養成機関の奨励会に所属。
プロまで”あと1勝”に迫るが惜しくも敗れ、
奨励会を退会する。
その後、再び奨励会に入るが
またも及ばず。
難局で動揺する精神面の未熟さを克服できなかった
と語っていた。
挫折の末、
氏は畑違いの介護職に就いた。
施設から走って飛び出す人を追いかけ、
認知症の人を相手に奮闘する。
”予測もつかない出来事”に日々
対応する中で、
状況の変化や感情に翻弄されない精神力が磨かれた。
そして再び将棋の世界へ。
アマチュアの大会で次々とタイトルを奪取し、
2014年12月、
ついに編入試験を突破してプロになった。
人生、思い通りにいかないこともある。
一見、遠回りに思えるような中にも
必ず学べることがあるものだ。
たとえ状況は変わらなくても
自分の心を変えることはできる。
自らの可能性を諦める必要なない。
どこにいようと成長し続ける人は輝く。
”今いる所が成長の本舞台”と決め、
はつらつと挑みたい。
最近のコメント