テニスの全米オープンで
日本勢初制覇を果たした大坂なおみ選手が、
今月21日に開幕する
WTAファイナルズの出場権を獲得。
今季ツアーの最上位8人に与えられた舞台に挑む。
本年初頭、
大坂選手のランキングは68位だったが
わずか9ヶ月余りで6位に急上昇。
その要因として、
昨年末コーチに就いた
サーシャ・バイン氏の手腕が挙げられる。
氏は34歳と若いが
教え子を世界1位に導くなどの実績を持つ。
かつての大坂選手は
時速200㌔のサーブを誇る一方、
引っ込み思案で悲観的な面があり、
自らのミスで崩れる脆さがあった。
氏は精神面の成長に注力。
当初、
その方針に疑念を抱いた大坂選手に対し、
笑顔を絶やさず
よく話を聞き
共に汗を流した。
ミスをしても「必ずできる」と励まし、
データを駆使した具体的な助言を重ねた。
”友達のように自分を出せる”
”楽観的な人の近くにいることが良い影響を生んだ”
と大坂選手は語る。
上からの”命令”よりも、
寄り添う行動が人間の可能性を開花させる。
その中で信頼が生まれ、
自他共の成長がある。
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