将棋の名人在位18期を誇った大山康晴氏。
晩年はがんと戦いながら対局を続け、
トップリーグのA級以上連続44期の大記録は
今も破られていない。
氏が、囲碁棋士のタイトル獲得を祝う席に出席した時のこと。
あいさつに立ち、
「もっともっと戦って……」とエールを送った。
すると棋士本人が
「そんなことを言っても、オレは負ける相手がいないじゃないか」
と軽口をたたいた。
氏はすかさず返した。
「もし負ける相手がいなければ自分に勝て」。
会場は拍手喝采だったという。
将棋の名人在位18期を誇った大山康晴氏。
晩年はがんと戦いながら対局を続け、
トップリーグのA級以上連続44期の大記録は
今も破られていない。
氏が、囲碁棋士のタイトル獲得を祝う席に出席した時のこと。
あいさつに立ち、
「もっともっと戦って……」とエールを送った。
すると棋士本人が
「そんなことを言っても、オレは負ける相手がいないじゃないか」
と軽口をたたいた。
氏はすかさず返した。
「もし負ける相手がいなければ自分に勝て」。
会場は拍手喝采だったという。
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