この日、フランスの一般紙一面はアラフィリップ一色だったようだ。
5年ぶりのフラン人マイヨ・ジョーヌ。
黄色いスターに、フランスはすっかり夢中になった。
誰もが「われらがジュジュ」を一目見ようとレース沿道に詰めかけ、本人曰く「10秒ごとに僕の名前を呼ぶ声が聞こえた!」ほど。
ヘルメットからサングラスまで、バーテープもソックスも、徹底的に黄色に揃えたジュリアン・アラフィリップは、マイヨ・ジョーヌで過ごす生まれて初めての1日を「一生忘れない」と、存分に満喫したようだ。
第4ステージは数少ないスプリンターステージ。
スタート直後、3人の逃げが決まったがスプリンター擁するチームが集団をコントロールし、3分程度のタイム差を保っていた。
レースは15km地点、距離3.2km勾配5%の坂で動きがあった。
サガン、マシューズ擁するボーラとサンウェブがペースアップ。
自分が登れる限界ギリギリのスピードまでペースを上げさせる。
ヴィヴィアーニなどのピュアスプリンターを振るい落とす作戦だ。
しかし、スプリンター達は誰も脱落する事なくハイペースのままゴール前まで進む。
残り1km地点でドゥクーニックのトレインを引くマイヨ・ジョーヌ。
同僚エリア・ヴィヴィアーニの為に列車牽引する。
カオスとなったゴールスプリントを制したのはヴィヴィアーニだった。
最近のコメント