UCL GS 第3節 ドルトムント – アトレティコ・マドリード

欧州サッカー

長く好調をキープし安定しているキャプテン・ロイス。

日に日に存在感が増しているような気がする。

そしてこの日はゲッツェがスタメン。

ロイスとのコンビネーションが楽しみだ。

そして香川は厳しい状況が続く。

今日もベンチ外。

試合前は大方、攻撃的なドルトムントと守備の硬いアトレティコといった入りだっただろう。

立ち上がりはやはりドルトムントが支配気味で入るが、この辺はアトレティコも想定内。

持たせている感じ。

自陣で守ってカウンターの機会を探る。

長く均衡が保たれるが、

38分にヴィツェルのミドルが相手ディフェンダーにリフレクションしてゴール。

ヴィツェルは前半2本目のミドルだった。

相手が前にいてもしっかりシュートを打つ。

それが功を奏した。

 

後半に入るとアトレティコが攻める場面が多くなる。

しかしドルトムントは守備もしっかりできていた。

相手の攻撃の何が一番怖いのかを理解しているようだった。

ここまではお互い守備の良い、非常に緊迫感のあるゲーム。

しかし73分、

ゲレイロが決める。

パス交換、”つくり”が素晴らしかった。

クロスも正確。

そして84分、

ゲッツェらしいパスから、またも代わって入った18歳サンチョが追加点を決める。

更に89分にはフェリペ・ルイスの不用意なパスミスを見逃さずに奪って、駄目押しの4点目が入る。

 

終わってみれば、しっかり自分たちのサッカーが出来たドルトムントが快勝。

”攻守のメリハリ”、”しっかり走る”といった躍動感を見事な破壊力にかえた。

ゲッツェはこの日、今季初の90分フル出場。

代わって入った選手がゴールを決めるなど監督の采配が光った。

個人的なMVPはヴィツェル。

攻撃では絶妙に起点になっていたし、先制のゴールも決めた。

守備でもジエゴ・コスタをしっかりマークし抑えていた。

アトレティコはもう一人のフォワード、グリーズマンもしっかり抑えられほとんど好きなようにはさせてもらえなかった。

決定的な場面をほとんど作れなかった。

内容もさることながら、完敗と言わざるを得ない結果だろう。

試合後のシメオネ監督の拍手する姿が印象的だった。